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鵜の大量死を乗り越え…あなたも450年の伝統の守り手になってくれませんか?
広島県三次(みよし)市で450年前から続く鵜飼(うかい)という伝統文化の危機。
三次“夏の風物詩”鵜飼の存続と発展に、ご協力ください!
夏の風物詩に訪れた鵜の大量死
2016年1月、こんなニュースが全国を走りました。
「 “夏の風物詩”鵜飼いの鵜が大量死 三次市 」
大量死というショッキングな言葉に、一瞬目を奪われます。
どこかの地方の鵜飼(うかい)という伝統文化の危機らしい。
大変そうだなぁ。
そう思いつつも、すぐに日々の雑多な忙しさに紛れて、ニュースの記憶は薄れていきます。
後継者不足、材料費の高騰、途絶えた技術、消えゆく伝統文化…
もう私たちにとって聞き慣れてさえしまったこのフレーズたち。
今、多くの土地で脈々と受け継がれ続けたものが為す術もなく立ち消えていくという事実は、もはやニュースとしての新鮮味もなくなってしまいました。
しかし、本当にそうでしょうか?
私たちはこの目で確かめたでしょうか?
「伝統」というこの二文字に込められた本当の重さを。
その灯を受け取っては渡しつづけてきた人々の姿を。
大量死。
そのショッキングなニュースの、その後をぜひご紹介させてください。
はじまりは450年前!三次で受け継がれてきた伝統文化
こんにちは。三次市観光協会です。三次(みよし)市は、広島県北部に位置する豪雪地帯。冬は一面に銀世界が広がる三次の、夏の風物詩があります。
「鵜飼(うかい)」。鵜舟(うぶね)に乗った鵜匠が、鵜という鳥をあやつって鮎を採る、伝統漁法です。
『古事記』にもその名を残すほど長い歴史を持ち、古くから日本人に親しまれてきた伝統文化で、現在は全国11箇所でその灯が守られています。
三次の鵜飼が始まったのは、約450年前(室町時代)だと言われています。特徴は、平家の落ち武者が生活のために魚を捕ろうと始まった「漁労文化」であるということ。
つまり、伝統とはいえ、漁。漁獲量を上げるため、使われる道具も常に進化を求められてきましたし、その技術は非常に高いのです。
三次鵜飼の魅力は臨場感!心奪われる遊覧船の体験
夜の帳がおりた頃、鵜飼漁は始まります。
暗い川底で眠りにつく鮎。
そこを舟のうえに掲げられた炎で照らすことで、鮎は目を覚まして動き出します。
動き出したところに、すかさず鵜を放って、鮎を捕らせるのです。
遊覧船の船頭も、実は高い技術が求められます。
川底の地形を知りつくし、棹1本でたくさんの人を乗せた舟を自在に操ります。
鵜匠のよどみのない動きは、流れるよう。その手元では、もつれる手縄をほどき、何羽もの鵜の動きを感じ、導いて、同時に川の流れを読んでは後方にいる舵子(かじこ)にそれを伝えます。
…というのは理屈上で、見ているだけではそんなこと全く分かりません。これぞ「魅せる」漁の最骨頂。
美しい!
舟が川の水を切るように進む音、時折ぱしゃっと鵜が水に潜る音、川面にゆれる灯火に、風が頬をなでる感触。五感を刺激される、臨場感たっぷりの体験。
そんな体験ができるのも、三次鵜飼独特の周遊式という、遊覧船と鵜舟が並走する技術ゆえ。
何艘もの遊覧船が、入れ替わり立ち替わり、鵜舟の横を進みます。
そんな長い伝統と技術を持つ三次の鵜飼は、今、大きな転換点を迎えています。
鵜の大量死、鵜が教えてくれたこと
2016年1月、鵜が暮らす小屋の戸を開けると、昨日まで元気だったはずの鵜たちが死んでいる。それも一羽や二羽ではない 。
環境による体調の変化が原因でした。当時の想いを、鵜匠会長の日坂文吾さんは以下のように語ります。
「大量死で、さまざまなことを学びました。それは関わってくれた人の力とか、三次市の全体の力とか、いろいろありましたけど、一番多くのことを教えてくれたのは、やっぱり死んでいった鳥が教えてくれた。それが一番でした。」
「僕の鵜のなかで古参の鵜が1羽だけ生き残ったんです。あれだけしかいなかった。だから、あとは茨城から10羽もらったんですけど、そのうち5羽を異例の3週間で育てあげました。」
三次鵜飼のシーズンは毎年6月1日~9月25日。しかし、日本で唯一鵜の捕獲が許されている茨城県日立市から鵜が届くのは4月と10月。シーズンまでに残された時間はわずかでした。
「毎日毎日ここで、それこそ一日6時間くらいはずっと一緒にいました。噛まれたり、何をされても、ずっと一緒。そしてまずは信頼関係を築く。そして仕事を教える。
言葉ではすごい簡単なんですけど、実際は大変です。たくさん悩みました。これでいいという正解はない。絶対ない。結果として鵜たちは大量死後のシーズンも仕事をできましたし、今年もこうやって仕事をしています。」
鵜が起こした奇跡
「なんとか間に合わせた去年の鵜飼シーズンで、ひとつドラマがあったんです。」と日坂さん。
鵜に限らず、鳥というのは火を怖がる生き物。
一方、鵜飼には川底を照らすための炎が必要不可欠です。
しかし、新参の鵜たちは火を怖がって舟から遠ざかろうとします。鵜に引っ張られ、鵜舟はいよいよ進路を外れてしまいそうに…。
そのとき、大量死から唯一生き延びた古参の鵜が、新参の鵜に合わせるように泳ぐスピードを緩めたかと思うと、自分についてこいと言わんばかりに率先して炎の下、川に潜り始めたのだそうです。
「本当にひたすら潜るんです。それを見て一番最初にもぐったのが、この鳥、その次がこの鳥、そして、最後に、ここで寝ているやつが、火の下で仕事をしました。今は、一番鮎を捕ります。」
次々と小屋のなかの鵜を指して教えてくれるけれど、素人目になかなか見分けはつきません。
ましてや、一年前にどの鵜が何番目に潜ったかまで正確に覚えている日坂さんの鵜への思い、双方の信頼関係が垣間見えます。
伝承の灯を絶やさぬために力を貸してください
450年間、たくさんの人々の想いと努力でバトンを繋いできた鵜飼。その伝統を存続させるためには、鵜の餌代や育成費、鵜舟の修繕など多大な費用がかかります。
鵜匠さんは、鵜匠の収入だけでは家族を養えないため、別の仕事と掛け持ちをしながら鵜飼の仕事に取り組んでいます。鵜匠さんが安心して鵜飼に専念できるような環境を整えなければ、後継も厳しくなります。
鵜飼をとりまく課題はそれだけではありません。鵜匠が身につける腰蓑(こしみの)籠などにも伝統があり、その担い手がだんだんいなくなっています。
鵜匠が乗る舟や遊覧船もそう。一度は舟も途絶えてしまいそうになったけど、地元の大工さんに技術を身につけてもらって、なんとか三次で作ることができている状態です。こうして、鵜飼を、伝統を守ろうとすると、どうしても資金が必要になってきます。
ひとつの伝統が育まれてきた背景には、あまり目には触れることのないその他多くの技術・文化が同時に育っているということ。
それを知ると、ひとつの伝統が失われていくことの重大さが身に染みてきます…。
日坂さんは、鵜飼の伝統を地元の子どもたちに伝えるため、小中学校で鵜の出張授業を行っています。その活動は、今小さな芽を結ぼうとしています。
かつては敷居が高く、子どもには全く縁のなかった鵜飼ですが、いまの三次の子どもたちは、親世代よりもよく鵜飼のことを知っています。そのことが嬉しくてたまらないと笑う日坂さん。
伝統の守り手は、鵜匠や鵜、舵子、船頭だけではありません。三次鵜飼を知る全ての人の意識によって守り、伝えられていくのです。
「伝統」という言葉の重さ、そして未来へ
伝統を受け継ぐ難しさってなんですか?
そんな質問に、日坂さんはこう答えてくださいました。
「難しいというよりも、“重い”という方が大きいです。伝統って漢字にしてたった2文字ですけど、その言葉に行きつくまでものすごくいろんなことがあるんですよ。
三次の鵜飼が“伝統”と呼ばれるまでには、技術の継承だけにとどまらない、多くの先人たちの必死の努力があったことを実感しています。
そう思い至るとき、これまで続いてきた三次鵜飼の重さをすごく感じます。」
この先も鵜飼が“伝統”でありつづけるため、私たちも進化し続けなくてはいけません。絶やすことなく受け継いできた伝統を超えた伝統を作るべく努力せねばならないのです。
室町から平成と時代が移り変わる中で、鵜飼は今の姿そのままにこの土地にあり続けました。そして鵜飼を楽しむ人々の笑顔や喜びは、どの時代でも同じであったはずです。
その重みを、私たちが今途切らせるわけにはいきません。もうすぐ来る新しい時代の子どもたちへ向けて、残していく責務があります。
それが三次の、ひいては日本全体の伝統文化の保存に寄与すると考えています。
ぜひ、三次鵜飼の存続と発展に、ご協力ください!
そして、三次の鵜飼を体験しにきてください。みなさまの温かいご支援よろしくお願いします。
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