ウィジェットの埋め込み

ブログなどにウィジェットを埋め込んでプロジェクトを応援しよう!

向き

サイズ

ふるさと納税で熊本県八代市を応援しよう

380年続く「八代妙見祭」の笠鉾を修復し、伝統のバトンをつなぎたい!

公開日: 2017年12月01日
社会福祉・教育支援

熊本県八代市には、380年市民の手により守り受け継がれてきたお祭りがあります。

「八代妙見祭(やつしろみょうけんさい)」。

毎年11月22日、23日に行われる八代神社の祭礼で、約1700名による名物のお上り行列はなんと1.5kmにもおよびます。

その行列の大切な主役の一つである「笠鉾」。9つある笠鉾のなかでもひときわ豪華に輝く「蘇鉄」が100年に一度の大修理のときを迎えています。

昨年ユネスコ無形文化遺産登録にも選ばれた、世界の宝を未来へつないでいくために、皆様のご支援をお願いします。

380年受け継がれてきた妙見祭の「笠鉾」

それぞれに意味を持ち縁起を担ぐ9種の笠鉾。真ん中の豪華な刺繍があしらわれた幕が水引幕です

八代妙見祭は、江戸時代から異国情緒あふれる祭礼へと発展してきました。神輿、神馬(しんめ)、獅子、亀蛇(きだ)など、多彩な出し物から構成される神幸行列が有名です。明治時代以降行列から姿を消したものもありましたが、現在は当時そのままの豪華な行列が再現されています。

その行列の主役となるのが、それぞれに祈りや意味を込めた9基の「笠鉾」です。高さ約4m、重さ数百キロにもおよぶ巨大な笠鉾は、豪華な彫刻や蒔絵、懸装品など当時の勢いが分かるほどの贅を尽くして飾られています。

その笠鉾は、部分的に修理や新調を重ねながら、代々地域の笠鉾を守り発展してきました。今回修復をするのは、旧八代城下町の「二之町」で受け継がれてきた「蘇鉄」。豪華絢爛な水引幕が目を引きます。

二之町で受け継がれてきた笠鉾「蘇鉄」。蘇鉄は不老不死、起死回生を祝う霊木とされ、笠鉾の上には本物の蘇鉄の葉が使用されます

100年間、まちの「お母さん」たちの手で守られてきた水引幕

見事な刺繍があしらわれた水引幕

地区の人々により守られ受け継がれてきました

今回、明治32年につくられた歴史ある水引幕「黒紋繻子地巖に波瑞亀模様繍水引幕(くろもんしゅすじいわになみずいきもようぬいみずひきまく)」を復元することとなりました。

豪華な刺繍が織り込んであるため、刺繍の重みに布地が耐えきれず刺繍がずれてしまったり、繊維自体が擦り切れて糸が消滅してしまったりと、100年の積み重ねにより修復は不可能。京都の職人さんに「復元」をしてもらうことになりました。

この水引幕の裏には、絹や毛糸など種類も数も色も違う無数の糸がついています。実はこれ、毎年祭りの前に保存会の奥様たちが手縫いで浮いた布を修繕してきた跡。100年前の糸、50年前の糸、そして昨年の糸と、何代ものお母さん方の針仕事と愛着、祭りに対しての想いが読み取れます。

代々のお母さんが手縫いで修理したあと

数十年、祭りの伝統と誇りを守り続けてきた、二之町笠鉾蘇鉄保存会の代表宮崎さんと、メンバーの水下さんは、以下のように語ります。

宮崎さん「二之町生まれの私にとって、豪華絢爛な蘇鉄は自慢の一つでした。300年以上の歴史は重いです。先輩たちから受け継いだものを、最善の状態でちゃんと次の世代に引き継いでいかなくてはいけないという責任感をひしひしと感じています。」

水下さん「明治時代に作った方のお名前が、幕の裏にずらっと書いてあります。もう薄くなってみえませんが、歴史の重みを感じずにいられません。今回協力してくださった方々一人ひとりのお名前を、また100年後に残していきたいです」

二之町笠鉾蘇鉄保存会の代表宮崎さん(左)と、メンバーの水下さん(右)

物と心意気、どちらが欠けても伝統は続かない

「物と心、どちらが欠けても伝統は続きません。どんなに心意気があっても笠鉾が壊れてしまっては、祭りは持続できない。ハード面とソフト面の両輪をうまく両立させていかないと、380年の灯を次の世代には渡せないんです。」

そう語るのは、八代妙見祭保存振興会長の濵さんと修復検討部会の原田さん。祭り全体の統括や、計画的に予算を組んで各笠鉾などの修理の計画を立てています。

原田さん「300年前の材質と合わせないといけないので大変です。似たような素材ではだめで、同じ生地を使うということにこだわりをもってやっています。これだけの大作を復元するのですから、莫大な資金がかかります。それでも、今を生きる私たちがやるべき使命なんです。」

濵さん「伝統の祭りは残すことが一番大切。水引幕も、このままにしておくと10年20年はもつでしょうが、100年後ズタズタになって消滅するのは確実でしょう。380年のバトンをここで絶やさないようにするためには、まず道具の修理が必要不可欠です。」

「みかんの季節とともに僕らの季節がやってくる」と笑う濵さん(右)と原田さん(左)。八代市民にとって八代妙見祭はお正月やクリスマスと同じように当たり前の年中行事です

伝統の最終ランナーではないから、次の走者にバトンを渡す

刺繍をできる伝統工芸士も減少しています。高齢化や後継者不足による職人減少の問題は、八代だけではなく祇園なども含め全国的に抱えている問題です

濵さん「100年前の方がこんなに素晴らしい水引幕を作ってくださったことに感謝しています。そして、100年後を生きる人たちに“100 年前の人はいい仕事しとったな”って思ってもらえるような仕事を今していきたいですね。私たちは最終ランナーではないので、次の世代にしっかりとバトンをつなぎたいです。」

380年間受け継がれてきた先達の祭りにかける思いを、これからは郷土八代の誇りとしてだけではなく、世界の宝として後世に守り伝えていかなくてはなりません。

しかし、文化財の保存においては、後継者育成や諸道具の修繕、収蔵施設の確保などが喫緊の課題となっており、特に資金面が一番のハードルとなっています。

380年間市民の手によって守られてきた世界の宝を未来へ保存、継承していくため、皆様のご支援をお願いします。

まだ応援コメントがありません。

  • 寄附者数
    0
  • 寄附額
    0
  • 残り
    2ヶ月
この取り組みに寄附する