エフバイジープロジェクト、広島県三次市でも始動しています！
三次市の伝統文化、鵜飼に関わる方々にお話を伺ってきました。　　

広島駅から在来線に乗り換えてしばらくすると、赤い屋根が目立ち始めます。雪の深いこの土地ならではの赤い瓦です。　　

三次市は山間に囲まれた盆地で、3本の一級河川が合流する水の都。
川とともに三次の人々は暮らしてきました。　　

そのうちの1本、馬洗川で行われるのは三次鵜飼！　　

鵜が魚を飲み込む習性を利用した漁で、三次市ではなんと450年以上もの間続けてこられました。暗闇のなか、白い炎に反応して動き出した鮎を、鵜が捕まえます。　　

鵜匠さんたちの鵜を操る技術はとても鮮やか。
とても優雅に見えますが、実はもつれる縄を解きながら、鵜を操りながら、川の流れを読んでは進行方向の指示を出す…と、大変多くのことをこなしておられるのです！　　

そんな鵜飼漁をとても間近で見られるのは三次鵜飼の特徴。　　

それを可能にするのが、遊覧船の船頭さんたちの川底を知り尽くした高い技術です。舟が風を切って川を滑るように進む気持ちよさはなかなか味わえるものではありません。　　

高い技術と伝統、時をこえて受け継がれてきたこの鵜飼文化ですが、実は近年存続の危機に直面しました。　　

「伝統」という言葉の重さを、改めて知ることとなった今回の取材。
鵜飼に関わる魅力的な方々にもご登場いただきますので、お楽しみにお待ちください！　　

取材者：小鳥あんず @kaminouenokumo
尾道在住のライター。僧職系。暮らしの物語について綴ることを個人テーマに、活動中。インタビュー記事、取材記事をはじめ、コラムやレシピ記事、イベントレポート記事などを中心に執筆。思いがとどく、ふるさと納税【F×G】/ サケカルチャーを世界に伝えるWebメディア【SAKETIMES】にて執筆中。ポートフォリオはこちら